 | パッション B0001X9D86
■Amazonエディターレビュー メル・ギブソンが構想12年、私財を製作費に充て、イエス・キリストの最後の12時間を、できる限り史実に従って描いたという渾身の一作。神を冒涜しているという罪で捕らえられたイエスが、ローマ帝国の総督ピラトのもとに連行される。ピラトは民衆の声に押され、イエスを十字架に掛けると判決を下す。イエスは拷問を受けた末に、十字架を背負ってゴルゴダの丘へと歩いていく。 衣装やセットで紀元1世紀のパレスチナを再現するのはもちろん、アメリカ映画としては珍しく、全編が当時の言語(アラム語とユダヤ語)で展開される。さまざまな器具を使った拷問シーンや、手足に釘を刺す十字架への張り付けは、目を覆いたくなるほどの生々しさだが、より恐ろしいのは、噂や表面的な事実によって、ひとりの人間を標的にする群集心理。これは、現代のわれわれの姿と二重写しになっていく。イエス役のジム・カヴィーゼルは、悲しみとゆるしの両方をたたえた表情が絶品。監督ギブソンのパワフルな演出力が画面の隅々まで発揮され、ゴルゴダを俯瞰するカットなど映像もすばらしい。バチカンやユダヤ人社会などに波紋を与えた本作だが、むしろキリスト教に疎い日本人の眼から観た方が、映画としての感動と衝撃をストレートに味わえるかもしれない。(斉藤博昭) |
 | ヒストリー・オブ・ロックンロール コレクターズBOX B00076ADZY
■Amazonエディターレビュー 本作『The History of Rock and Roll』は大長編であり、制作者側の言葉を借りるなら、非常に実り多いプロジェクトである。ロックのエキスパートを目指す人にとっては、入門および復習のきっかけになるだろう。このシリーズが初登場したのは1995年。計578分間・10エピソードが、5枚のディスクに収められている(特典なし)。製作総指揮の1人にクインシー・ジョーンズを迎え、顧問にピーター・グラルニックとグリール・マーカスという権威あるライター陣を配した点は魅力的だ。ロック以前の時代におけるブルースマンのマディ・ウォーターズやブギ・ウギの巨匠ルイ・ジョーダンの活躍に始まり、カート・コバーンの死を経て、1990年半ばのロラパルーザ・フェスティバルの誕生までを網羅。途中、数多くの大物パフォーマーが登場し(ビートルズが除外されているのは気になる)、全編にわたって我々の目を釘付けにする。 マイナス面として、構成の仕方が挙げられる。演奏シーンが細かくカットされ、語り手たちの顔がどんどん挿入されていくのだ。このジャンルとしては典型的な手法だが、音楽だけを楽しみたい向きは不満を覚えるはず。さらに、ロック史を詳しく研究している人にとっては、これといって新たな発見がないのも物足らないだろう。とはいえ、手放しで素晴らしい部分もいくつかある。たとえば、ボブ・ディランのプロフィール(第5部「Plugging In」)、ジェームズ・バートンやT-ボーン・ウォーカーといった渋めの偉人のクールな登場シーン(第7部「Guitar Heroes」)、ジミ・ヘンドリックスやスティーリー・ダンやイギー・ポップの素顔を見られる貴重な記録(イギーは77年の「Dinah Shore Show」でおちゃらけているときの映像)などだ。ほかにも多くの見どころが全編に散りばめられている。70年代を年代記風につづった第8部は、驚くほど内容が濃い。70年代といえばディスコや空疎なアリーナ・ロックで語られることが多く、たくさんの大物アーティストたち(ブルース・スプリングスティーン、ボブ・マーリー、スティービー・ワンダー)が頭角を現した時代であることは忘れられがちだ。第9部「Punk」は、全エピソードの中でもっとも楽しめる一編。 結局、演奏をノー・カットで楽しめない点が本セットのアキレス腱となっている。とはいえ、ここで刺激を受けた視聴者は、自分のヒーローをより詳しく取り上げた別の作品に手を伸ばすことになるだろう。手始めに、ビートルズの『Anthology』などはいかが? (Sam Graham, Amazon.com) |
 | 星ひとみ Passion Fruit B0006MK4IU
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 | 背徳の吐息/ドリーム・パッション B000666Y1C
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 | パッション B00007K4TD
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 | アーケードゲーマーふぶき(2) 2nd STAGE「奪われたPP」 B000063C0C
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 | Passion B000192648
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 | パッション・フィッシュ B00005HRBA
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 | 背徳捜査線-パッション・オブセッション-ヘア無修正版 B0000AZSLE
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 | クライム・オブ・パッション B00008CH1U
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