ビタースウィート B00006JLAY
■Amazonエディターレビュー 不屈の女性、メアリー・J.ブライジのおかげで同世代の女性R&Bシンガーの影が薄くなっているなかにあって、ブルー・カントゥレルは負けじと気を吐いている。ブルーは、その力強い声だけでなく、2001年の???So Blu???以上にこの2作目でかすかに漂わせているジャズ風のスタイルにも恵まれている。 本作を聴けば、さまざまな部分で人気プロデューサー数人の力を借りていること、あちこちに顔を出すダンスホール・アーティストのショーン・ポールが参加していること、それに歌詞には意外性のないことがよくわかってしまう。それにもかからわず本作は、ブルーが、どんな曲でも思いどおりに歌いこなせる柔軟なヴォーカリストであることを教えてくれる。 同時に、スティービー・ワンダー風の「No Place Like Home」「Happily Ever After」は、ブルーが最も影響を受けたアーティストのひとりであるワンダーを思い起こさせる。この2曲は、プリンスのどのナンバーともしっくりと合うだろう。もしもブルーが、その力量にふさわしい注目を浴び続けることができれば、リスナーが長年にわたって追いかけることとなるアーティストであることを証明してくれるはずだ。(Rickey Wright, Amazon.com) |