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ブリジット・ジョーンズの日記 のDVD

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月
ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月
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ブリジット・ジョーンズの日記 1&2セット(初回限定生産)
ブリジット・ジョーンズの日記 1&2セット(初回限定生産)
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ブリジット・ジョーンズの日記
ブリジット・ジョーンズの日記
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■Amazonエディターレビュー
   独身で、へヴィースモーカーで、ちょっとカロリー摂取過多ぎみなロンドンのキャリア・ウーマン、ブリジット・ジョーンズ。そんな彼女の仕事や恋を描いた同名大ベストセラーの映画化作品だ。
   原作ものの映画が多くの場合そうであるように、この映画も原作の多くのエピソードを割愛し、主にブリジットの恋愛話にフォーカスをあてた作りになっている。原作ファンは食い足りないと思うかもしれないが、その分ロマンティックな映画に仕上がったこともまた間違いない。
   テキサス生まれのレニー・ゼルウィガー(『ザ・エージェント』)がイギリス英語をマスターし、さらに体重も10キロ増やして挑んだブリジットがとにかく魅力的。いや、セクシーとか、美人とか、そういうことではなく、「独特の存在感がある」という意味で。バニーガールの扮装でパーティに出ることになっても、テレビカメラでお尻のどアップを撮られても、下着姿で雪の街を駆け抜けたりしても、「こういう人、いそう」というリアリティを感じさせるヒロイン像を作り上げたのは大きな功績と言えるだろう。
   笑いながら見た後に「でも自分もこの人のことあんまり笑えないかも…」なんてちょっぴり思ってしまう、そんな1本だ。(波間うかぶ)

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 + ジョー・ブラックをよろしく(初回限定生産)
ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 + ジョー・ブラックをよろしく(初回限定生産)
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ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 + アメリカン・ビューティー(初回限定生産)
ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 + アメリカン・ビューティー(初回限定生産)
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ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 + 恋する40days(初回限定生産)
ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 + 恋する40days(初回限定生産)
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ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 + リアリティ・バイツ(初回限定生産)
ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 + リアリティ・バイツ(初回限定生産)
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ブリジット・ジョーンズの日記
ブリジット・ジョーンズの日記
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■Amazonエディターレビュー
   独身で、へヴィースモーカーで、ちょっとカロリー摂取過多ぎみなロンドンのキャリア・ウーマン、ブリジット・ジョーンズ。そんな彼女の仕事や恋を描いた同名大ベストセラーの映画化作品だ。
   原作ものの映画が多くの場合そうであるように、この映画も原作の多くのエピソードを割愛し、主にブリジットの恋愛話にフォーカスをあてた作りになっている。原作ファンは食い足りないと思うかもしれないが、その分ロマンティックな映画に仕上がったこともまた間違いない。
   テキサス生まれのレニー・ゼルウィガー(『ザ・エージェント』)がイギリス英語をマスターし、さらに体重も10キロ増やして挑んだブリジットがとにかく魅力的。いや、セクシーとか、美人とか、そういうことではなく、「独特の存在感がある」という意味で。バニーガールの扮装でパーティに出ることになっても、テレビカメラでお尻のどアップを撮られても、下着姿で雪の街を駆け抜けたりしても、「こういう人、いそう」というリアリティを感じさせるヒロイン像を作り上げたのは大きな功績と言えるだろう。
   笑いながら見た後に「でも自分もこの人のことあんまり笑えないかも…」なんてちょっぴり思ってしまう、そんな1本だ。(波間うかぶ)

ブリジット・ジョーンズの日記
ブリジット・ジョーンズの日記
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■Amazonエディターレビュー
   独身で、へヴィースモーカーで、ちょっとカロリー摂取過多ぎみなロンドンのキャリア・ウーマン、ブリジット・ジョーンズ。そんな彼女の仕事や恋を描いた同名大ベストセラーの映画化作品だ。
   原作ものの映画が多くの場合そうであるように、この映画も原作の多くのエピソードを割愛し、主にブリジットの恋愛話にフォーカスをあてた作りになっている。原作ファンは食い足りないと思うかもしれないが、その分ロマンティックな映画に仕上がったこともまた間違いない。
   テキサス生まれのレニー・ゼルウィガー(?????¶??≫??¨?????,??§?????????)がイギリス英語をマスターし、さらに体重も10キロ増やして挑んだブリジットがとにかく魅力的。いや、セクシーとか、美人とか、そういうことではなく、「独特の存在感がある」という意味で。バニーガールの扮装でパーティに出ることになっても、テレビカメラでお尻のどアップを撮られても、下着姿で雪の街を駆け抜けたりしても、「こういう人、いそう」というリアリティを感じさせるヒロイン像を作り上げたのは大きな功績と言えるだろう。
   笑いながら見た後に「でも自分もこの人のことあんまり笑えないかも…」なんてちょっぴり思ってしまう、そんな1本だ。(波間うかぶ)

ブリジット・ジョーンズの日記
ブリジット・ジョーンズの日記
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■Amazonエディターレビュー
   独身で、へヴィースモーカーで、ちょっとカロリー摂取過多ぎみなロンドンのキャリア・ウーマン、ブリジット・ジョーンズ。そんな彼女の仕事や恋を描いた同名大ベストセラーの映画化作品だ。
   原作ものの映画が多くの場合そうであるように、この映画も原作の多くのエピソードを割愛し、主にブリジットの恋愛話にフォーカスをあてた作りになっている。原作ファンは食い足りないと思うかもしれないが、その分ロマンティックな映画に仕上がったこともまた間違いない。
   テキサス生まれのレニー・ゼルウィガー(『ザ・エージェント』)がイギリス英語をマスターし、さらに体重も10キロ増やして挑んだブリジットがとにかく魅力的。いや、セクシーとか、美人とか、そういうことではなく、「独特の存在感がある」という意味で。バニーガールの扮装でパーティに出ることになっても、テレビカメラでお尻のどアップを撮られても、下着姿で雪の街を駆け抜けたりしても、「こういう人、いそう」というリアリティを感じさせるヒロイン像を作り上げたのは大きな功績と言えるだろう。
   笑いながら見た後に「でも自分もこの人のことあんまり笑えないかも…」なんてちょっぴり思ってしまう、そんな1本だ。(波間うかぶ)
ブリジット・ジョーンズの日記 のCD

ブリジット・ジョーンズの日記 オリジナル・サウンドトラック
ブリジット・ジョーンズの日記 オリジナル・サウンドトラック
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ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月 オリジナル・サウンドトラック
ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月 オリジナル・サウンドトラック
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ブリジット・ジョーンズの日記 ― オリジナル・サウンドトラック
ブリジット・ジョーンズの日記 ― オリジナル・サウンドトラック
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■Amazonエディターレビュー
   イギリスで最も有名なシングルトン、ブリジッド・ジョーンズがついに映画化(この19曲入りサントラのジャケットにも登場)。イギリス中の寂しい独身者に希望をもたらし、嫌味な既婚者にいましめを与える作品。「最高の女性向け映画」と呼ぶにふさわしいこの作品は、サントラも実にすばらしい選曲。アレサ・フランクリンの「Respect」、ジェイミー・オニールの涙なくしては聴けない「All By Myself」、アンディ・ウィリアムスの「Can't Take My Eyes Off You」といった懐メロから、ガブリエルの「Out of Reach」、プリテンダーズの「Don't Get Me Wrong」、アートフル・ドジャーの「Woman Trouble」といった新しめのヒットも収録。さらにロビー・ウィリアムスの未発表2曲(ビッグ・バンド・スタイルの「Have You Met Miss Jones?」とソフトなバラード「Not of this Earth」)を追加収録。そしてもちろんみんなで歌うカラオケの定番、ジェリ・ハリウェルの「It's Raining Men」。ロージーとアリーシャズ・アティックの新曲も既発表曲のセレクションを邪魔していない。ブリジッドなら「v. good」と言ってくれそうだ。(Helen Marquis, Amazon.co.uk)

ブリジット・ジョーンズの日記2
ブリジット・ジョーンズの日記2
B00005S76O


■Amazonエディターレビュー
   映画とともに大ヒットしたサウンドトラック盤???????????,????????≫??,??§??????????????\?¨????に続くサントラ第2弾。
   絶妙なコーラスワークを披露するアン・ヴォーグの<3>(1992年R&Bチャートナンバーワン)、オーガナイズド・ノイズがプロデュースを手掛けたTLCの全米ナンバーワンヒット<13>(1995年)といったファンキーチューンから、軽快なロックサウンドに乗せて歌うプリテンダーズ<9>(1986年全米チャート10位)、せつなく歌い上げるニルソンの<6>(1972年全米チャートナンバーワン)をはじめとする往年の名曲まで、幅広いサウンドを収録。
   サウンドトラック第1弾からのヒットとなったガブリエルの「アウト・オブ・リーチ」のアコースティックヴァージョン<10>も聴きどころ。(速藤年正)
ブリジット・ジョーンズの日記 の書籍

ブリジット・ジョーンズの日記
ブリジット・ジョーンズの日記
4789717372
ソニーマガジンズ

■Amazonエディターレビュー
   本書には、ブリジットの夢や希望だけでなく、5277本もタバコを吸い、「およそ3457単位の脂肪(どう考えてもぞっとする)」を摂取したこと、はたまたあきれるほど体重が増減したことまで、1年の生活が細かに記録されている。365日の間に体重はなんと33キロも増え、しかも32キロ減った! それに年の始めにひそかに決意したこと。それは、自分にふさわしい男性を見つけることだったのに、セクシーな不良上司と関係をもってから、ブリジットは深刻な「こんなはずじゃなかった」という状況に陥っていく。

   ヘレン・フィールディングの2作目となるこのとびきり愉快な小説は、出版社に勤務する自意識過剰の30代女性が、休暇後、ストレスで悩んでいるところから始まる。彼女はなんとか内面の平和を確立し、落ち着きを取り戻そうと決心する。たとえば「朝目が覚めたら、すぐに起きる」つもりだし、母親のたくらみで行くハメになったつまらないパーティーを乗りきることさえできれば、よいスタートを切れたはずだったのだ。「気取った既婚者」が大勢集まって、ブリジットや仲間の「シングルトン」の心配をしているふりをするようなパーティー。彼女に言わせれば、「私たちは、やつらを取り囲んで、『結婚生活はどう? まだセックスしてる?』などとわめき立てたりはしない」のである。

   このパーティーはほんの始まりだった。その年、実行能力不足にさいなまれ(これは仕事や遊びのときの話で、ベッドの中ではまあまあ)、他人の「情緒的あほう状態」にあらがって生きるうちに、ブリジットは恥ずかしいことをごまんと経験することになる。たとえば、ニットのアンサンブルを着る平凡な女だった母親が、突然テレビのトークショーの司会になり、あっけらかんと不倫をしているとか。一方、彼女自身は、1年の半分はシャルドネを飲みすぎて「悲惨なアル中」になった気分だ。

   本書は、もともとロンドンのインデペンデント紙に連載され、性別、年齢を問わず読者の心の琴線を震わせたコラム。ヘレン・フィールディングの率直で繊細な筆致は、絶望や自己不信や被害妄想を明るく軽妙に描き、自己啓発本(しらふのブリジットには、酔っ払っているときの半分も実用的と思えない本)から「コスモポリタン式の風水」に至るまで、あらゆるものを手きびしく風刺している。フィールディングは1990年代のナンシー・ミットフォード(1900年代前半に活躍した女流作家)であり、魅力あふれるヒロイン、ブリジットには誰もがエールを送らずにはいられない。そしてまた誰もが、ブリジットがまたヘマをすることを期待し、その体験を続編でまた報告してほしいと願っていることも事実である。


ブリジット・ジョーンズの日記―きれそうなわたしの12か月 (上)
ブリジット・ジョーンズの日記―きれそうなわたしの12か月 (上)
478972431X
ソニー・マガジンズ

ブリジット・ジョーンズの日記―きれそうなわたしの12か月 (下)
ブリジット・ジョーンズの日記―きれそうなわたしの12か月 (下)
4789724328
ソニー・マガジンズ

ブリジット・ジョーンズの日記―きれそうなわたしの12か月 春夏篇
ブリジット・ジョーンズの日記―きれそうなわたしの12か月 春夏篇
4789715566
ソニーマガジンズ

■Amazonエディターレビュー
   ヘレン・フィールディングの???Bridget Jones's Diary???(邦題???????????,????????≫??,??§??????????????\?¨????)のファンなら、『Pride and Prejudice』(邦題『自負と偏見』)のひょうきんバージョンでもある前作は、シングルトンのヒロイン、ブリジットがとうとうミスター・ダーシー、つまりマーク・ダーシーをものにしたところで終わったことを覚えているだろう。『Bridget Jones: The Edge of Reason』(邦題ブリジット・ジョーンズの日記―― きれそうなわたしの12か月』)はその4週間後、すでに2人の蜜月が終わったあたりから始まる。左寄りのブリジットは、夢の男性が実は保守党に投票していたことを知ったこともあって、誰かと毎日同じベッド、同じ部屋で過ごすという現実が少しばかりきゅうくつになりはじめる。
男の人が家にいるってことは、実は結構厄介なことだった。落ち着いて好きなだけバスルームにいることもできやしない。だって、相手が仕事に遅れるかも、とか、おしっこを我慢してじたばたしてるかも、なんて思っただけで、バスルームがガス処刑室に変貌しちゃうんだから。それにマークが寝る前に下着をきちんとたたむのにもまいってしまう。自分の脱いだものを床にためて置くだけで、なんだか気がひけてしまう。

   しかし、こんな問題も、美人で、男を引っかけるのが得意で、抜け目なさではとうていかなわない敵、レベッカの登場で影をひそめる。「赤ちゃんのきりんみたいな太もも」をしたレベッカは、人の彼氏をかっさらうためなら、女同士の友情に関して倫理観のかけらもない。間もなくレベッカの陰謀や、ブリジット自身の迷いや、誤解の連続(裸のフィリピン人の男の子がマーク・ダーシーのベッドにいたことから始まり、ブリジットのクリーニング屋がよこした、いわくありげなバレンタイン・カードに終わる)の結果「体重58キロ(よい)、アルコール…ゼロ(素晴らしい)、煙草…5本(喜ばしい健康的な数字)、マーク・ダーシーの家の前を車で通った回数…2回(大変よい)、まだ生きているか確かめるためにマーク・ダーシーの名前を電話帳で探した回数…18回(大変よい)、1471に電話した回数…12回(まあまあ)、マークからの電話の回数…ゼロ(悲劇的)」

   幸いにも、ブリジットは気を紛らしてくれる問題をほかにもたくさん抱えていた。ケニアに行っていた母親は格子模様のマントを着た若いマサイ族を連れ帰って父親を仰天させ、大親友のジュードとシャロンとトムはそろって自らデート地獄にはまり込み、ふざけた大工はアパートの部屋をめちゃめちゃにし、信頼できないもとの彼氏は生活のなかに舞い戻ってくる。あげくの果てに誰かがブリジットに殺しの脅迫状を送りつける。まさか、マーク・ダーシーが?

 『Bridget Jones's Diary』が『Pride and Prejudice』の現代版だとすれば、この続編はいくつかのテーマや仕掛け(節のタイトルのつけ方については言うまでもなく)をやはりオースティンの小説『Persuasion』から借りている。それにオースティンの小説と同じように、この小説も、最後に行きつくまでの道のりこそが目的だ。だからブリジットと仲間たちのハッピーエンドは、なるべくしてなった結果でしかない。とはいえ、どうやってそこへ行き着くかを知ると、読者は大笑いしてイスからずり落ちることだろう。もっとも、前作ですでに笑いくずれてイスから転げ落ちていなければ、の話だが。


ブリジット・ジョーンズの日記―きれそうなわたしの12か月 秋冬篇
ブリジット・ジョーンズの日記―きれそうなわたしの12か月 秋冬篇
4789715574
ソニーマガジンズ

■Amazonエディターレビュー
   ヘレン・フィールディングの???Bridget Jones's Diary???(邦題???????????,????????≫??,??§??????????????\?¨????)のファンなら、『Pride and Prejudice』(邦題『自負と偏見』)のひょうきんバージョンでもある前作は、シングルトンのヒロイン、ブリジットがとうとうミスター・ダーシー、つまりマーク・ダーシーをものにしたところで終わったことを覚えているだろう。『Bridget Jones: The Edge of Reason』(邦題ブリジット・ジョーンズの日記―― きれそうなわたしの12か月』)はその4週間後、すでに2人の蜜月が終わったあたりから始まる。左寄りのブリジットは、夢の男性が実は保守党に投票していたことを知ったこともあって、誰かと毎日同じベッド、同じ部屋で過ごすという現実が少しばかりきゅうくつになりはじめる。
男の人が家にいるってことは、実は結構厄介なことだった。落ち着いて好きなだけバスルームにいることもできやしない。だって、相手が仕事に遅れるかも、とか、おしっこを我慢してじたばたしてるかも、なんて思っただけで、バスルームがガス処刑室に変貌しちゃうんだから。それにマークが寝る前に下着をきちんとたたむのにもまいってしまう。自分の脱いだものを床にためて置くだけで、なんだか気がひけてしまう。

   しかし、こんな問題も、美人で、男を引っかけるのが得意で、抜け目なさではとうていかなわない敵、レベッカの登場で影をひそめる。「赤ちゃんのきりんみたいな太もも」をしたレベッカは、人の彼氏をかっさらうためなら、女同士の友情に関して倫理観のかけらもない。間もなくレベッカの陰謀や、ブリジット自身の迷いや、誤解の連続(裸のフィリピン人の男の子がマーク・ダーシーのベッドにいたことから始まり、ブリジットのクリーニング屋がよこした、いわくありげなバレンタイン・カードに終わる)の結果「体重58キロ(よい)、アルコール…ゼロ(素晴らしい)、煙草…5本(喜ばしい健康的な数字)、マーク・ダーシーの家の前を車で通った回数…2回(大変よい)、まだ生きているか確かめるためにマーク・ダーシーの名前を電話帳で探した回数…18回(大変よい)、1471に電話した回数…12回(まあまあ)、マークからの電話の回数…ゼロ(悲劇的)」

   幸いにも、ブリジットは気を紛らしてくれる問題をほかにもたくさん抱えていた。ケニアに行っていた母親は格子模様のマントを着た若いマサイ族を連れ帰って父親を仰天させ、大親友のジュードとシャロンとトムはそろって自らデート地獄にはまり込み、ふざけた大工はアパートの部屋をめちゃめちゃにし、信頼できないもとの彼氏は生活のなかに舞い戻ってくる。あげくの果てに誰かがブリジットに殺しの脅迫状を送りつける。まさか、マーク・ダーシーが?

 『Bridget Jones's Diary』が『Pride and Prejudice』の現代版だとすれば、この続編はいくつかのテーマや仕掛け(節のタイトルのつけ方については言うまでもなく)をやはりオースティンの小説『Persuasion』から借りている。それにオースティンの小説と同じように、この小説も、最後に行きつくまでの道のりこそが目的だ。だからブリジットと仲間たちのハッピーエンドは、なるべくしてなった結果でしかない。とはいえ、どうやってそこへ行き着くかを知ると、読者は大笑いしてイスからずり落ちることだろう。もっとも、前作ですでに笑いくずれてイスから転げ落ちていなければ、の話だが。


ブリジット・ジョーンズの日記
ブリジット・ジョーンズの日記
4789713156
ソニーマガジンズ

■Amazonエディターレビュー
   本書には、ブリジットの夢や希望だけでなく、5277本もタバコを吸い、「およそ3457単位の脂肪(どう考えてもぞっとする)」を摂取したこと、はたまたあきれるほど体重が増減したことまで、1年の生活が細かに記録されている。365日の間に体重はなんと33キロも増え、しかも32キロ減った! それに年の始めにひそかに決意したこと。それは、自分にふさわしい男性を見つけることだったのに、セクシーな不良上司と関係をもってから、ブリジットは深刻な「こんなはずじゃなかった」という状況に陥っていく。

   ヘレン・フィールディングの2作目となるこのとびきり愉快な小説は、出版社に勤務する自意識過剰の30代女性が、休暇後、ストレスで悩んでいるところから始まる。彼女はなんとか内面の平和を確立し、落ち着きを取り戻そうと決心する。たとえば「朝目が覚めたら、すぐに起きる」つもりだし、母親のたくらみで行くハメになったつまらないパーティーを乗りきることさえできれば、よいスタートを切れたはずだったのだ。「気取った既婚者」が大勢集まって、ブリジットや仲間の「シングルトン」の心配をしているふりをするようなパーティー。彼女に言わせれば、「私たちは、やつらを取り囲んで、『結婚生活はどう? まだセックスしてる?』などとわめき立てたりはしない」のである。

   このパーティーはほんの始まりだった。その年、実行能力不足にさいなまれ(これは仕事や遊びのときの話で、ベッドの中ではまあまあ)、他人の「情緒的あほう状態」にあらがって生きるうちに、ブリジットは恥ずかしいことをごまんと経験することになる。たとえば、ニットのアンサンブルを着る平凡な女だった母親が、突然テレビのトークショーの司会になり、あっけらかんと不倫をしているとか。一方、彼女自身は、1年の半分はシャルドネを飲みすぎて「悲惨なアル中」になった気分だ。

   本書は、もともとロンドンのインデペンデント紙に連載され、性別、年齢を問わず読者の心の琴線を震わせたコラム。ヘレン・フィールディングの率直で繊細な筆致は、絶望や自己不信や被害妄想を明るく軽妙に描き、自己啓発本(しらふのブリジットには、酔っ払っているときの半分も実用的と思えない本)から「コスモポリタン式の風水」に至るまで、あらゆるものを手きびしく風刺している。フィールディングは1990年代のナンシー・ミットフォード(1900年代前半に活躍した女流作家)であり、魅力あふれるヒロイン、ブリジットには誰もがエールを送らずにはいられない。そしてまた誰もが、ブリジットがまたヘマをすることを期待し、その体験を続編でまた報告してほしいと願っていることも事実である。

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