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 | ホテル ビーナス B0001A7ANO
■Amazonエディターレビュー ワケありの流れ者たちがひっそり暮らすホテルビーナスに、ある日不思議な父娘が現れた。頑なに心を閉ざす娘に、ホテルの世話係でもあるチョナン(草なぎ剛)は心を配る。それとともに、他の住人たちも少しずつ前へ向かって歩みだそうとしていく……。 人気テレビ番組「チョナン・カン」のスピンオフ企画として製作された映画だが、番組の演出家であり、これが映画監督デビューのタカハタ秀太は、テレビとは異なりコミカル色を廃し、青みを残したモノクロ映像に、出演者のセリフはすべてハングル語、そして撮影地はロシアのウラジオストックと、無国籍と呼ぶよりもまったく独特のストイックな世界を構築し、その中でかつての人情長屋もの的集団ドラマを形成しようとしている。日韓混合のキャスト陣は総じて好演。中でもオカマ風の主人ビーナス役の市村正親(何とこれが初の映画出演!)は貫禄。(的田也寸志) |
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