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 | 白痴 B00005MI7C
■Amazonエディターレビュー マスメディアに務める青年・伊沢(浅野忠信)が、白痴と称されながら隣に住む女性サヨ(甲田麻也子)といつしか心を通わせていく。坂口安吾の同名小説を、ヴィジュアリストの手塚眞が特撮とCGを駆使して映画化。伊沢の住む家屋やその近辺は戦時中の雰囲気で、一方マスメディア(TV局)のセットはサイケな未来タッチと、あたかも舞台をパラレルワールドとして捉え、やがて訪れる世界の終末を、製作当時の世紀末日本の思想とも重ね合わせていくという、実験的手法が至るところにみられる意欲作でもある。クライマックスの空襲に始まる崩壊スペクタクル・シーンは圧巻。また、その後の展開はどことなく『新世紀エヴァンゲリオン』風? ヴェネツィア映画祭ではデジタルアワードを受賞している。(的田也寸志) |
 | 白痴 B00006RD6E
■Amazonエディターレビュー 戦争のために精神に障害を受け、人から白痴と呼ばれるようになった無垢な男・亀田(森雅之)と、復員途中で知り合った金持ちの息子・赤間。なぜか気の合うふたりは赤間の故郷・札幌の写真館で、ふと美しい女性・妙子(原節子)の写真を見た。まもなく3人の、そして周囲をも巻き込む壮大なかつ赤裸々なドラマが始まる…。 巨匠・黒澤明監督が、敬愛するロシアの文豪ドストエフスキー『白痴』を原作に、舞台を北海道に置き換えて演出した野心作。まるで北海道がロシアのように思えてくるほどの気品高い見事な雪の世界観の中、真に純粋で善良な者が白痴と称されてしまう病理的な社会に鋭いメスを入れている。なおこの作品は当初4時間25分で完成させたが、会社の要請で3時間に短縮して3日間ロードショー。その後の一般公開の際はさらに14分短縮され(このとき黒澤監督は「これ以上切るなら、フィルムを縦に切れ!」と激怒した)、残念ながら現在は公開時のプリントしか残っていない。(的田也寸志) |
 | 白痴 B0009RQXDM
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 | 白痴 B000091LG4
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 | 白痴 B00005GXRE
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