 | タイム・アウト・オブ・マインド B00005G957
■Amazonエディターレビュー 『Time Out of Mind』がスタートすると、ボブ・ディランは1964年の「One Too Many Mornings」と同じように淀んだ日の風景の中に姿を現す。だが、今回のディランには、街角や遠くで吠える犬をロマンティックに描き出すような余裕はない。どんなに愛に、そして自分自身に疲れているか、ひたすらうめき声で訴えるばかりだ。うめくことで先を続ける力が出てくるんだと言いつつ、ディランは歌い続ける。そのようにしてつづられていく11曲は、ディランがもっとも正直に自分の気持ちを吐露したもので、雄弁な音楽性を持っている。90年代初頭の傑作アルバム『Good As I Been to You and World Gone Wrong』で垣間見せた、再構成されたボトル・ブルースを受け継ぐのが本作なのだ。ダニエル・ラノワの手になるプロダクションとグルーヴは、ダーティーな質感をかもし出すべく入念に計算されており、少なくとも『Blood on the Tracks』以降のディランのアルバムの中では最高の仕上がりといえるだろう。どれほどディランがひどい気分だと訴えようとも、これは強い、本当に強い男のつくった音楽である。(Rickey Wright, Amazon.co.uk) |
 | アウト・オブ・タイム B00005HGPU
■Amazonエディターレビュー 良質のギター・バンドを輩出しつづけるカレッジ・チャートの代表的存在だったR.E.M.が91年にリリースしたメジャー第2弾アルバム。 カレッジ・バンドの基本的なスタイルともいえる抑制の効いた(つまり、地味な)バンド・アンサンブルと社会的な風刺を詩的に表現したリリックによってコアな音楽ファンからの圧倒的な評価を獲得していた彼らだが、この作品ではそれまでとはまったく異なるアプローチを見せている。もっとも特徴なのが、ブラック・ミュージックへの大胆な接近。ジャズ・プレイヤーや黒人ラッパーといったゲスト・ミュージシャンの参加、ホーンやストリングスを導入など、ギター・サウンドにこだわらず、柔軟なアイデアを的確なセンスで採用した今作は、R.E.M.のイメージを大きく変えると同時に、より大きなファン層とセールス力を獲得することになる。 B-52's のケイト・ピアソンをゲスト・ボーカルに迎えた<6>が大ヒットを記録するなど、商業的にも大成功をおさめた今作をきっかけに、彼らは世界的スタジアムバンドへの道を歩みはじめる。間違いなくR.E.M.史上もっともポップなアルバムで、入門編としても最適だろう。(森 朋之) |
 | タイム・イズ・ランニング・アウ B0000566OR
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 | アウト・オブ・タイムEP-ジャパン・オンリー・ミニ・アルバム- B00009PN96
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 | アウト・オブ・タイム B00005I8Q9
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 | アウト・オブ・タイム B00005HGWR
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 | タイム・アウト・オブ・マインド B000064R7U
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