 | 映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 B00006K0UK
■Amazonエディターレビュー 臼井儀人原作のTVアニメの、2001年公開の劇場版第9作。 突如出現したテーマパーク「20世紀博」で、大人たちは現実の生活を投げ出し、童心にかえって楽しんでいた。だがその裏には、絶望の21世紀を捨て、希望に満ち溢れていた20世紀を永遠に存続させようとする、秘密結社イエスタデイ・ワンスモアの計画があった。このままずっと20世紀が続くかに思えたその時、未来を守り、21世紀を生きるため、しんのすけが立ち上がる。 ファーストカットは太陽の塔だわ、ひろしは半生を振り返るわ豆腐屋のラッパは夕暮れの商店街に鳴り響くわと、子ども向け作品なのに大人のための見どころ満載で、いい歳した映画ファンがこぞって号泣、映画秘宝誌にいたっては年間第1位にまで選んでしまった大傑作。一緒に観てるパパママが泣く理由を知りたいちびっ子は、大人になったらもう一度観てみよう。(田中 元) |
 | 映画 クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡 B0007D5J4C
■Amazonエディターレビュー 映画版「クレヨンしんちゃん」シリーズ第6作。しんのすけの妹・ひまわりが初登場する。 しんのすけが持ち帰った光る玉は、実は魔神ジャークを封印した埴輪の鍵のひとつであった。ところがそれをひまわりが飲み込んでしまったから大変。悪霊退治を行う珠黄泉(たまよみ)族と珠由良(たまゆら)族。ふたつの種族の抗争に、野原一家は巻き込まれてしまう。 オカマの兄弟、謎のアイテム、間抜けな悪役キャラと、シリーズおなじみのの顔ぶれとシチュエーションが今回も炸裂。ただしこの頃のしんちゃんシリーズにありがちな、ゲスト・キャラの説明に時間を割きすぎて、全体の構成バランスが今ひとつという欠点も指摘できるが、光る玉をめぐる追跡合戦のスピーディな展開、しんちゃんの繰り出すギャグの脱力感など、シリーズならではの持ち味がたっぷりと楽しめる一編。(斉藤守彦) |
 | 映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 B0000DKKVB
■Amazonエディターレビュー 「クレヨンしんちゃん」シリーズ劇場版第10作。ある日の朝、庭を掘り返した飼い犬のシロが、古い文箱を発見。中には下手くそな文字で「おひめさまはちょーびじんだぞ」と書いてある。それは書いた覚えのないしんのすけ(矢島晶子)の手紙だった。その日の夢に出てきたおねいさんが「おひめさま」なんだと思った瞬間、しんのすけは戦国時代にいた。そこで春日家の家臣・井尻又兵衛(屋良有作)とおシリ合いになる。 野原一家が天正2年にタイムトラベルし、騒動に巻き込まれる「クレヨンしんちゃん」シリーズ10周年記念作品。ち密な構成と設定、よく練られたシナリオやギャグでたっぷり笑わせた後は、感動的なラストシーンでほろりとさせる。その内容が認められ、第6回文化庁メディア芸術祭・アニメーション部門大賞をはじめ、さまざまな賞を受賞した傑作であり、また時間SFという視点で見ても存分に楽しめる作品。(斉藤守彦) |
 | 映画クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦 B000666PTS
■Amazonエディターレビュー コンピューターウィルスで悪さを企む組織「ブタのヒヅメ」と正義の味方SMLの闘いに巻き込まれた野原一家としんのすけの友だち。人気キャラ・ぶりぶりざえもんも大活躍の一編。 例によって下ネタ、下品なギャグ満載の内容だが、本作で特に強調されているのは「母性」。捉えられたしんのすけを救出すべく、SMLのエージェントに食い下がるみさえ。そしてSMLの女エージェント「お色気」とブタのヒヅメの筋肉女の決着をつけたのも、その母性故の行為であった。SFアニメや劇画タッチのシーンもあり、そのサービス精神の旺盛さはうれしいが、内容を詰め込みすぎたきらいは否めず、ストーリーがいささか迷走気味なのが残念。なおしんのすけたちが結成する「かすかべ防衛隊」は、2004年の「嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ」で本格的に活躍する。(斉藤守彦) |
 | 映画 クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 B0000DKKVC
■Amazonエディターレビュー 幼稚園の遠足で出かけた北関東最大の総合アミューズメントパーク「群馬ヘンダーランド」。実はそのヘンダーランドこそ、オカマ魔女マカオ(大塚芳忠)&ジョマ(田中秀幸)とその一味が地球征服を企む本拠地であった。地球のピンチに立ち上がるしんのすけ(矢島晶子)は、アクション仮面、ぶりぶりざえもん、カンタム・ロボといった助っ人を引き連れて、オカマ魔女率いる強敵たちと世紀の決戦を繰り広げる。 映画「クレヨンしんちゃん」シリーズ第4作。誘拐された父ひろし(藤原啓治)と母みさえ(ならはしみき)を救うべく、東武伊勢崎線から桐生線に乗り換えて、ヘンダーランドに向かうしんちゃんの決然たる姿は、シリーズでも最高の凛々しさ。また魔法のトランプ「スゲーナ・スゴイデス」を駆使してオカマ魔女としんちゃんたち野原一家の、バカバカしい闘いぶりは、呆れながらも爆笑してしまう。本作でのゲスト出演は雛形あきこで、エンディング・テーマ「SIX COLORS BOY」も歌っている。(斉藤守彦) |
 | クレヨンしんちゃんスペシャル 7 B0007VLVD2
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 | 映画 クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望 B0001FAHSO
■Amazonエディターレビュー 本郷みつる監督が手がけた「クレヨンしんちゃん」初期映画版のうち、その完成度の高さでファンをうならせた作品。30世紀からやって来たタイムパトロール隊員リングが、しんちゃんたち野原一家の手を借りて、歴史を変えようと企む悪人・雲黒斎の野望を阻むべく、戦国時代にタイムワープ! SFに強いこだわりを持つ本郷監督ならではの一編で、ファミリー向けアニメでありながらち密な設定をキチンと描写しているあたりに驚かされる。とりわけ雲黒斎を退治し、現在へと帰ってきた野原一家がタイムパラドックスによって、可能性として存在している“もうひとつの時代”に着いてしまい、その世界は雲黒斎の正体であるピエールが支配していたというハードSF的な展開には、ひたすらびっくり。そうしたロジカルな描写と、シモネタ乱れ撃ちのしんちゃんギャグ。その絶妙なバランス感覚が冴えわたった大傑作。クライマックスで敵と対決するカンタムロボの活躍シーンは、ツボを心得た音楽の絶妙なハマり具合が感動的でさえある。(斉藤守彦) |
 | 映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル B00008NWZD
■Amazonエディターレビュー 野原一家と愛犬シロは、「アクション仮面」最新作「南海ミレニアムウォーズ」の完成を記念した、豪華客船ツアーに参加していた。南の島に近づき、いよいよ待ちに待った船上試写会がスタート!…と突然、謎のサル軍団が会場に現れ、あっと言う間にアクション仮面と大人たちを根こそぎさらって行く。残されたしんのすけは風間くん、ネネちゃん、マサオくん、ボーちゃんとカスカベ防衛隊を結成。大人たちを探して島に上陸する。 映画「クレヨンしんちゃん」シリーズの第8作。前半はしんちゃんの幼稚園仲間である少年たちがストーリーの中心で、ひとりひとりの個性がよく表現されている。しんちゃんたちカスカベ探検隊を追ってきたひまわりがしんちゃんとの再会を喜び、哺乳瓶のミルクを回し飲みするあたりの描写、あるいは勝ち目のない闘いに挑むアクション仮面をひとり応援するしんのすけの姿は涙を誘う。このシリーズの醍醐味は、こうしたほろりとするシーンと、世にも馬鹿馬鹿しいギャグを、交互にちりばめていることであり、その絶妙なバランスが1本の映画として、充実した後味を残すのだ。サルの群れやうっそうとしたジャングルの環境、雨の立体感の音響効果が見事。なお本作のゲスト声優は小林幸子で、こばやしさちこ名義で主題歌「さよならありがとう」を歌唱している。(斉藤守彦) |
 | 映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王 B00006K0UL
■Amazonエディターレビュー 臼井儀人原作の人気TVアニメの劇場版第1作。いたずら好きの幼稚園児、のはらしんのすけとその家族や周辺の人々を巻き込んでの騒動を描くのがTV版のパターン。劇場版は、映画ならではのスケールの大きな、それでいて「クレヨンしんちゃん」の世界観を壊さない長編SFとして制作された。 TV版でも準レギュラーの特撮ヒーロー、アクション仮面。しかし彼は実はパラレルワールドからやってきた超人だった。ハイグレ魔王に支配された世界の平和を守るため、のはら一家はパラレルワールドへと赴(おもむ)く。 子どもには理解しづらそうな設定を手際よくさばき、なおかつギャグを全編にまぶしつつ物語もテンポよく展開する。お世辞抜きで子どもだけでなく大人も一緒に楽しめる傑作である。(田中 元) |
 | 映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード B000666PS4
■Amazonエディターレビュー 『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』『嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』と、文化庁の賞までもらってしまい、親子で感動できるアニメのように評価されてしまった「クレヨンしんちゃん」シリーズだが、ここに来て当初の「明るく、下品で、馬鹿馬鹿しい」作風を取り戻した。監督も水島努にバトンタッチし、世にも珍妙な大冒険活劇を、野原一家が繰り広げる。 夕食に高級焼肉を食べるとあって、ひもじさもこらえて待機する野原一家。ところが突然出現した、わけのわからんおじさんたちのせいで、指名手配されてしまう! 謎の組織「スウィートボーイズ」を追って、熱海まで決死の追跡が始まった! 「この作品には自分が好きなものをすべてぶちこんだ」と豪語する水島監督。焼肉、自転車、熱海はもちろん、ひろしが変装する巨乳おねいさんに関しても「女装するなら巨乳でしょっ!!」と。異議なしっ!(斉藤守彦) |