 | フロム・ヘル B0007WZTDE
■Amazonエディターレビュー 全体的にほの暗く重い空気を漂わせた映像は雰囲気たっぷり。ベースになったグラフィックノベルには及ばないが、『フロム・ヘル』は、実に凝った映像を見せてくれる。デビュー作となった1993年発表の『ポケットいっぱいの涙』から数えて3作目。双子の兄弟、アレン&アルバート・ヒューズ監督が「切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)」事件を題材に取り上げた。1888年のロンドン、ホワイトチャペルをリアルに再現、細部に至るまで丁寧に作りこんでいる。ただ、5人の娼婦が連続して惨殺されたことにより、ホワイトチャペルが味わった真の恐怖を描ききれていないのが残念だ。事件の調査に乗り出すのは、ジョニー・デップ扮するスコットランド・ヤードの警部。アヘンやアブサンに溺れた彼は、殺人事件を予言する幻覚を見る。切り裂きジャックの魔の手が伸びるヒロインに、ロンドン訛りを身につけたヘザー・グラハム。外科医に扮するイアン・ホルムの重厚なる妖しげなオーラが観客をひきつける。暴力の描写は遠まわしで、残酷な場面は直接見せない。しかし、それでも、『フロム・ヘル』がスリリングな展開を迎えるのは“裂け”られない。(Jeff Shannon, Amazon.com) |
 | ヘルボーイ デラックス・コレクターズ・エディション B00069KPU0
■Amazonエディターレビュー 映画化のブームが続くアメリカン・コミックスから生まれた、異形のヒーローによるアクション。第二次大戦中、魔界から呼びよせられた「ヘルボーイ」が、アメリカの超常現象調査/防衛局で働く。鬼のような角が生え、自在に尻尾を動かす怪力自慢のヘルボーイが、現代のニューヨークに現れた“死の天使”サマエルと対決。半魚人のような水棲人間や、肉体を自然発火させるヒロインなどユニークな能力を持つキャラが登場し、ヘルボーイの内面ドラマも描かれる。 荒唐無稽なストーリーだが、最後まで見ごたえ十分なのは、映像センスと重量感のあるアクション場面のおかげだろう。監督は、メキシコ出身で、ハリウッドでは『ブレイド2』なども手がけたギレルモ・デル・トロ。増殖を繰り返すクリーチャーのリアルな粘着感や、折った角の手入れなどヘルボーイの日常行動も丁寧に映像化。細部まで怠らない描写によって、ニューヨークの地下鉄やロシアの迷宮を背景にしたバトル、人間と魔界サイドの板挟みになるヘルボーイの苦悩が説得力を持つことになるのだ。ヘルボーイ役のロン・パールマンは、特殊メイクをしているとはいえ、素顔そのままの適役。なかなか日本では人気の出ないタイプのヒーロー映画だが、騙されたと思って観てもらいたい。(斉藤博昭) |
 | Come Hell Or High Water B00005NNSM
■Amazonエディターレビュー 「すごくいい調子か、全然ダメかのどちらかだ」――ディープ・パープルのドラマー、イアン・ペイスは、このコンサートDVDの中でこう語る。バンド結成25周年を記念したリユニオン・ツアーを思い返しての言葉だ。実際、この高音質ディスク(1993年11月9日にイングランドのバーミンガムにて撮影)で見るディープ・パープルは、すごくいい調子である。伝説的なリード・ギタリスト、リッチー・ブラックモアは、同ツアーでヨーロッパの会場を回った後にバンドを去った。それだけに、今になってこのバーミンガム公演を見てみると、まるで奇跡を目の当たりにしているようであり、「インプロヴィゼーションと練習の素晴らしき結合」(キーボード奏者ジョン・ロードの言葉)を見る思いがする。インタビュー・クリップにブラックモアが不在なのは気になるが、残りの“第2期”の面々(ボーカリストのイアン・ギラン、ベーシストのロジャー・グローヴァー、ペイス、ロード)が誇らしげにバンドについて語ってくれる。気まずい雰囲気の中で脱退を決意したブラックモアに対する恨みは一切出てこない。当然だろう、本作は情けない懐古趣味の産物ではないのだ。絶好調のブラックモア(目を伏せ、表情ひとつ変えず、演奏に没頭している)を擁したバンドは、タイトで力強い演奏を繰り広げる。数か所にアンサンブルの乱れが見られるが(これがなければギランのボーカルは完ぺきだった)、このDVDは見る者を決して失望させない。 ロードのブルース・ロック的な超絶テクニックは相変わらず驚異的。セット・リストがバンドの輝かしい歴史をたどる中、メンバー全員が見せ場を得る。ギランは70年代初めのような至高の域には達しないが、演奏を間違えることは一度もない。ペイスは「Space Truckin」のソロで自由奔放なプレイを見せる(この連中を過去の人などと呼ぶなかれ)。ショーのハイライトでは、驚いたことに、ローリング・ストーンの「Paint It Black」がすさまじいジャムに変ぼうする。さて、ブラックモアと決別し、ギタリストにスティーヴ・モースを迎えてからの彼らはどうなったか? このDVDを見れば納得できるだろう、ディープ・パープルは成長を続けたのだ。どんな困難にも負けずに(=Come Hell Or High Water)。(Jeff Shannon, Amazon.com) |
 | Heaven's hell (通常版) B0000V4KVO
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 | フロム・ヘル スペシャル・エディション B0007WZTKC
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 | ヘルハウス B0002E4F5A
■Amazonエディターレビュー 27人もの惨殺死体を残して消えた男の古い屋敷に、物理学者、霊媒師らが調査に乗り出す。彼らを襲うのは、謎のポルターガイスト現象だった。 日本での公開当時は「『エクソシスト』に続くオカルト映画」として宣伝されたが、オカルト、ホラーというよりも“恐怖映画”という形容が相応しい作品。舞台を地獄邸と呼ばれる屋敷に限定し、月日と時間を随時表記するというドキュメンタリー・タッチの演出スタイル。80年代のスプラッタ以降の、こけおどし的演出で観客をただ脅かすだけの恐怖映画とは一線を画し、霊の正体に関する情報を小出しにする推理サスペンス的手法と怪奇現象、それらに対する科学的解明などをじっくりと見せていくことで、知的な味わいを楽しめる、まさしく恐怖映画の王道と言える作品となった。霊媒師役のパメラ・フランクリンの清楚な魅力が印象的。(斉藤守彦) |
 | ヘルボーイ 日本限定スペシャルフィギュア BOX B0006ZXEUC
■Amazonエディターレビュー 映画化のブームが続くアメリカン・コミックスから生まれた、異形のヒーローによるアクション。第二次大戦中、魔界から呼びよせられた「ヘルボーイ」が、アメリカの超常現象調査/防衛局で働く。鬼のような角が生え、自在に尻尾を動かす怪力自慢のヘルボーイが、現代のニューヨークに現れた“死の天使”サマエルと対決。半魚人のような水棲人間や、肉体を自然発火させるヒロインなどユニークな能力を持つキャラが登場し、ヘルボーイの内面ドラマも描かれる。 荒唐無稽なストーリーだが、最後まで見ごたえ十分なのは、映像センスと重量感のあるアクション場面のおかげだろう。監督は、メキシコ出身で、ハリウッドでは『ブレイド2』なども手がけたギレルモ・デル・トロ。増殖を繰り返すクリーチャーのリアルな粘着感や、折った角の手入れなどヘルボーイの日常行動も丁寧に映像化。細部まで怠らない描写によって、ニューヨークの地下鉄やロシアの迷宮を背景にしたバトル、人間と魔界サイドの板挟みになるヘルボーイの苦悩が説得力を持つことになるのだ。ヘルボーイ役のロン・パールマンは、特殊メイクをしているとはいえ、素顔そのままの適役。なかなか日本では人気の出ないタイプのヒーロー映画だが、騙されたと思って観てもらいたい。(斉藤博昭) |
 | 突撃隊 B0007N33W2
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 | ストレート・トゥ・ヘル B00005HUHE
■Amazonエディターレビュー 銀行強盗をしでかして国境を越えたノーウッド(サイ・リチャードソン)ら3人の殺し屋と妊婦のヴェルマ(コートニー・ラヴ)は、砂漠で車がエンストしたために、盗んだ金を埋めてエル・ブランコの町へ赴くが、うっかり自分らの素性をしゃべってしまったため、町を牛耳るマクマホン一家から命を狙われる羽目になり…。 『PNDCエル・パトレイロ』で注目されたアレックス・コックス監督によるコミカルなギャング映画。舞台がメキシコで、何かと拳銃をぶっ放しまくるあたりからも明らかなように、ここではサム・ペキンパー作品や犯罪映画へのオマージュがくみ取れる。デニス・ホッパーにエルヴィス・コステロ、ジム・ジャームッシュなど、いかにもといった異色ゲストも多数。(的田也寸志) |
 | Hell on Earth III (2pc) / (Btrs) B0000W5H6A
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